AIをフル活用!ChatGPT・Bing Chat・Notion AIで高速リサーチするやり方
AI技術の進化により、私たちが日常的に行う「リサーチ」のスタイルが大きく変わり始めています。特にChatGPTに代表されるような生成系AIチャットは、従来なら数時間かかる情報収集をあっという間にこなすことが可能です。さらに、MicrosoftのBing ChatではWeb検索と連動した最新情報の取得ができたり、Notion AIを使うと文書作成やブレストをサポートしてくれたりと、まさに「AIの恩恵をフルに受ける時代」が到来しています。
一方で、「AIを使ってみたけど質問(プロンプト)の書き方が分からない」「大事な文書をまるまるAI任せにしていいの?」などの不安や疑問を抱える方も多いはず。そこで本記事では、ChatGPT・Bing Chat・Notion AIを活用した高速リサーチの具体的なやり方を、私自身の体験談や失敗談も交えながら詳しくご紹介します。
- ChatGPT: テキスト生成・要約・アイデア出し
- Bing Chat: Web検索とリアルタイム連動
- Notion AI: プロジェクト管理とAI文書作成の融合
この3つを使いこなせば、レポート作成からビジネスプレゼンまで、圧倒的な時短とクオリティ向上を実感できるでしょう。
AIリサーチの基礎:何ができるのか?
(1) ChatGPTの概要と強み
- 自然言語で質問→直感的に回答
- たとえば「第二次世界大戦の主要因を簡潔にまとめて」と入力すれば、要点をピックアップして説明
- 文章要約、要点抽出
- 長文をコピペして「200字に要約して」「箇条書き10個にして」など指示可能
体験談:TOEIC勉強計画を生成
私がChatGPTを初めて使ったのは、「1ヶ月でTOEICスコアを100点上げたい。平日30分、休日1時間でどう学習すればいいか?」と尋ねたときです。すると、単語学習から模試を解くタイミング、リスニング重視の配分など、かなり具体的な勉強計画が返ってきました。もちろん、そのまま鵜呑みにするのではなく、自分流にアレンジしましたが、ゼロベースで計画を立てるより遥かに早いと感じました。
(2) Bing Chatの特徴
- Web検索と連動して最新情報を取り込める
- ChatGPT(無料版)は情報ソースが古い場合がありますが、Bing Chatなら「今月のニュース」なども参照できる
- Microsoftアカウント連携でEdgeブラウザから直接使用
事例:学会の最新発表を瞬時にリサーチ
大学のゼミで「心理学会の最新トピック」を探していたとき、Bing Chatで「2023年開催の○○学会で注目された研究テーマを要約して」とお願いしたら、公式サイトやニュース記事を参照してかなり的確なサマリーを出してくれました。ChatGPT(無料版)だとデータが古く、同じリクエストではうまく対応できなかったため、Bing ChatのWeb連携が功を奏しました。
(3) Notion AIの強み
- Notionに書いたメモやタスクをベースにAIが文章作成・要約
- ブレーンストーミングやプロジェクトの概要作りがスムーズになる
- 使い慣れたNotion環境のままAIを呼び出せる
- わざわざ別画面を開かなくても、ノート上でAIに「これを簡潔な下書きにして」と頼める
体験談:研究ノートを自動で要約
卒論準備の際、日々のリサーチ内容をNotionに書き溜めていたところ、「Notion AIでまとめて要約したらどう?」と友人にアドバイスされ実践。すると日別メモの重複情報をまとめつつ、ポイントだけを一枚の“要約ページ”に集約してくれて感動しました。自分でコピペ&整形するよりずっと早く、しかも見やすい形式に仕上がりました。
適切なプロンプト設計でAIの精度を高める
AIチャットにお願いするとき、**「質問文(プロンプト)」**の書き方が肝心です。漠然と「TOEIC頑張りたい、何か教えて」と書いても、曖昧な回答しか返ってきません。以下のコツを押さえましょう。
(1) 具体的な指示を与える
- 質問や条件を詳細に
- 例)「TOEIC対策用の1ヶ月プランが欲しい。現在スコア600点。平日は1日30分、休日は1時間。目標は700点」
- アウトプット形式を指定
- 例)「箇条書きで10項目に分けて」「200字以内でまとめて」「表形式でリストアップして」
体験談:プロンプト改善で回答が激変
ChatGPT導入初期は「おすすめの勉強法ある?」とざっくり聞いていましたが、返答が冗長で要点が散らばっていたんです。そこで「大学受験レベルの英語長文を速読できる方法を、1日20分で取り組む練習メニューとして箇条書き5つにして」と再質問したら、一気に的確かつ簡潔になりました。
(2) 段階的プロンプトを使う
- ステップ1: 前提条件の共有
- 例)「私は大学3年生で、ゼミ研究テーマは『日本の高齢者医療』です。すでに○○の論文を読んでいます。」
- ステップ2: タスクやフォーマットの指定
- 例)「その上で、参考文献リストを作成したい。各文献の要点も50字以内で要約してほしい。」
- ステップ3: 補足依頼
- 例)「さらに、比較表を作ってください」「結論が矛盾している文献はないか教えて」
事例:企業比較レポート
あるビジネス案件で「A社とB社のサービス比較」をAIに頼んだとき、最初はサラッとした回答しか得られませんでした。しかし、補足的に「それぞれの料金プランや導入実績、メリット・デメリットを表にまとめて」と再度要求したら、より実務的に使いやすいリストを出してくれました。段階的に指示を追加するのが大切です。
要約・翻訳で時短!AIの実践的活用例
(1) 海外記事をChatGPTで日本語要約
- 英語が苦手でもOK
- URLや英文をChatGPTに貼る
- 「200字で日本語に要約して」「重要なキーワードを抽出して」など指示
- 翻訳ツールとの併用
- DeepLやGoogle翻訳も組み合わせると、より正確性UP
体験談:海外の学術レポートを丸ごと要約
卒論で海外の学術サイト「PubMed」から英語論文をダウンロード。10ページ超の専門用語だらけに圧倒されましたが、ChatGPTに「この本文を読み込み、研究の目的・方法・結論を各々100字でまとめて」と頼むと、わずか数秒で要点が抽出されました。読むべき箇所が明確になり、理解がスムーズに進行。もちろん最終的には本文全体を確認しましたが、下準備が大幅時短できたのは感動的でした。
(2) Bing ChatでWeb記事の更新情報を反映
- ChatGPT無料版が苦手な最新ニュースを得意とする
- URLを貼って「この記事の要旨を教えて」と指示
- Bing Chatが実際にリンク先を読み込んで要約してくれる(対応していないサイトもあるので注意)
事例:イベント情報を自動サマリー
社会人1年目の頃、ある業界イベント(Tech系展示会)の情報を短時間で把握したく、Bing Chatに公式サイトのURLを提示。「出展企業リストと主要セミナー日程を要約して」と依頼したところ、セミナータイトルや開催日時を端的に列挙してくれたので、手作業でページを何度も行き来する手間が省けました。会社の先輩にも「このリスト、すごく便利!」と褒められました。
(3) Notion AIでメモから素早く下書きを生成
- 日々書き込んでいるノートをまとめて文章化
- 研究ノートや仕事メモを一括整理
- ブレーンストーミングに有効
- 「このアイデアをもとに、サービス提案書のドラフトを作って」と依頼すれば雛形を作成
体験談:企画書テンプレ作り
私はNotion AIを使って、普段メモしていたサービスのアイデアや市場分析を元に「新規事業提案書」の下書きを自動生成しました。すると要素が箇条書きや見出し付きで整頓され、あとは私が事実確認をしつつ書き足すだけ。白紙から書くより断然楽だと痛感しました。
ただし、AIが挿入した数値や文言は必ず裏取りするように注意しています。
注意点:誤情報や著作権への配慮
AIが便利でも、過信は禁物です。以下のリスクに留意しましょう。
(1) AI回答の誤り(いわゆる“幻覚”)
- ChatGPTやBing Chatの回答には誤情報が混ざる可能性がある
- データやソースが間違っている場合もあるので、大事なところは自力で二重チェック必須
体験談:捏造された参考文献
私がChatGPTに「心理学の論文で有名な××先生の2020年以降の業績リストを出して」と求めた際、存在しない論文タイトルを堂々と提示してきたケースがありました。実際に検索してもヒットせず、疑問に思って教授本人のHPを調べたら全然違うタイトルばかり…。AIが「ありそうなタイトル」を生成してしまった模様です。以来、AIが出した情報をそのまま鵜呑みにしない教訓を得ました。
(2) 引用権と著作権
- AIに「特定の書籍の本文を丸ごと要約・要約抜粋」させる場合、著作権保護に留意
- 公開資料なら引用元の明記を徹底しよう
(3) 個人情報や機密情報の取り扱い
- 業務上の機密データをAIにコピペしてしまうと、セキュリティ・プライバシーのリスクがある
- 企業の中には「ChatGPTへの社内文書コピペ禁止」と規定しているところも増加中
体験談:AIを使った徹夜回避の成功例
ここで、私がゼミ最終発表レポートをほぼ一晩で仕上げたときのAI活用プロセスを紹介します。
- テーマと条件をAIに説明
- 「私は大学4年生で、最終発表は○○を扱います。目的は××。期限は明日午後。」
- チャプター構成を提案してもらう
- ChatGPTに「導入・背景・研究手法・結果・考察・今後の課題」を項目立てさせた
- 関連論文リスト&簡易まとめ
- Bing Chatで最新の関連研究を要約→ ChatGPTに要点をかみ砕いてもらう
- Notion AIでアウトラインを下書き
- 実際の数値や具体例は自分で補強しつつ、AIが書いた骨組みに肉付け
- 最終チェックと清書
- AIが示したデータや引用は必ず元ソースを再確認
- 文体や用語は自分の言葉に統一
結果、徹夜こそしましたが、以前のように一から文献を読んで要点を手動でまとめる作業が激減し、**終盤は「推敲に時間を割れた」**のが大きかったですね。教授から「情報整理が上手になったね」と褒められ、めでたく単位をゲット。AIの賢い使い方に目覚めた瞬間でした。
まとめ・次に読む記事
AIチャットやAIアシスタントは、現代の情報収集・文書作成・アイデア創出において強力なパートナーになってくれます。以下のポイントを意識しながら活用してみてください。
- プロンプトを具体的に書く
- 段階的にリクエストを追加→精度向上
- 要約・翻訳はお手のもの、ただし裏取りは欠かさない
- 著作権や個人情報保護を徹底
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れると「もうAIなしには戻れない」と感じるほど生産性アップを実感できるはずです。
[内部リンク1]
「インプットした情報を“資産化”するノート記録術:マインドマップ&デジタルツール」 (詳細記事8)[内部リンク2]
「情報収集が苦手な人必見!“3分×5回”でわかる超時短リサーチ法」 (詳細記事10)[AFFILIATE]
- [ChatGPT Plus公式サイト]
- [Bing Chat公式ページ]
- [Notion AI]
ぜひ今日から少しずつ試し、あなたの学習や仕事に革命を起こしましょう!